新しい働き方、ワーケーションとは?メリット・デメリットもご紹介

最近「ワーケーション」という新しい働き方を耳にするようになりました。本記事では、「ワーケーションって何?」「在宅ワークとは何が違うの?」といった疑問やワーケーションのメリット・デメリットについて紹介していきます。

ワーケーションとは

ワーケーションとは、そもそもどのようなものなのでしょうか?ここでは、ワーケーションについて紹介していきます。

言葉の由来

ワーケーションとは、「ワーク(仕事)」と、「バケーション(休暇)」を合わせた造語で、オフィスや自宅以外の、リゾート地や田舎などの場所で仕事をすることです。非日常感を味わいながら、休暇も兼ねて仕事をするという新しい働き方です。

ワーケーションが生まれた背景

ワーケーションという言葉は、2000年代ごろアメリカで生まれた言葉だと言われています。アメリカは自由な働き方のイメージがあるかもしれませんが、有給休暇があまり取得されていない国だと言えます。
エクスペディア・ジャパンの2018年の調査によると、アメリカの有給休暇取得日数は10日、有給休暇取得率は71%でした。日本の有給休暇取得日数は10日、有給休暇取得率は50%なので、取得日数はアメリカと日本では同じなのです。上位の国は、ブラジル、フランス、スペインなどで取得日数は30日、取得率は100%です。上位の国と比べると、アメリカも日本も有給休暇の取得があまり進んでいないと言えるでしょう。
このような背景から、旅先で休暇を兼ねて仕事ができるワーケーションという働き方を許容することで、有給休暇の取得の推進を図ろうとしています。

在宅ワークとの違い

ワークライフバランス(仕事とプライベート充実度のバランス)を実現する一つの手段として在宅ワークがありますね。在宅ワークは、通勤時間の短縮と言った点からは非常に有効です。しかし、リフレッシュをするためには自宅とオフィス以外の場所で非日常感を味わう必要がありますよね。そういった点から、今ワーケーションが注目されています。

ワーケーションのメリット

ワーケーションには、多くのメリットがあります。ここでは、ワーケーションのメリットを詳しく紹介していきます。

仕事の合間に質の高いリフレッシュが可能

ワーケーションはオフィスや自宅とは違う場所で仕事をするため、仕事が終わった後や仕事の合間に、即リフレッシュすることが可能です。例えば、リゾート地のホテルでワーケーションをした場合、昼食をホテルのレストランでビーチや山などの絶景を眺めながらとることもできます。いつもとは違う場所でおいしい食事をいただけるだけでも、十分リフレッシュできますよね。さらに仕事が終われば、すぐにプールへ行って泳いだり、BBQなどのアクティビティを楽しんだりすることも可能です。ビーチのそばで水着を着て仕事をすれば、暑くなったらそのまま海に入るということもできちゃいます。

安価な移動や宿泊が可能

お盆や年末年始などのタイミングで宿泊しようとすると、交通費や宿泊費が非常に高くなってしまう場合がありますよね。また、人気の観光地であれば普通の土日であっても、平日に比べて価格設定が高くなっているところがほとんどです。しかし、ワーケーションで休暇を兼ねて仕事することができれば、繁忙期を避けて平日に宿泊することが可能です。そのため、比較的リーズナブルな時期に移動や宿泊が可能になります。

地域活性化

海や高原リゾートでは、夏シーズンの土日は旅行客で賑わいます。しかし、それ以外のシーズンでは人通りもまばらになり、商店街はシャッター街になってしまっている、なんて地域も少なくはありません。そういった地域に、シーズンオフや平日に行って宿泊や買い物をしたり、地域の方と交流したりすることで、地域活性化にも繋がります。

その土地の魅力の発見

ワーケーションで初めて訪れた地域で、その土地の魅力に触れたり、新たな趣味を発見したり、将来移住したい土地を発見したりすることができるかもしれません。また、旅行で2~3日訪れただけでは発見できなかった、その土地ならではの文化や人の温かさに触れ、新たな魅力を再発見することもできるかもしれません。現地の人と仲良くなったり、行きつけの場所ができたり、旅行では経験することができない新しい発見をすることもできます。

ワーケーションのデメリット

ワーケーションには、メリットだけではなくデメリットもあります。ここでは、デメリットを紹介していきます。

労働管理上の懸念

オフィスで勤務する場合は、自分の部下が何時に出社して退社したのか、どんな業務を行っているのか、簡単に把握することができます。しかし、ワーケーションの場合だと遠隔になってしまうため、上司が部下の労務時間の管理をすることが難しくなります。そのため、労働時間を管理できるツールを導入したり、時間での管理ではなく仕事の成果で評価する方法に切り替えたりする等、何かしらの対応を検討する必要があるでしょう。

コミュニケーション上の懸念

ワーケーション中に仕事の会話をしたり、商談をしたり、会議を行ったりする場合は、電話やテレビ通話を利用する必要があります。そのため、オフィスや会議室で対面してコミュニケーションを取る場合に比べれば、やや意図が伝わりづらく、時にはもどかしく感じてしまうこともあるかもしれません。

安全性の懸念

ワーケーション先でのインターネット環境の確認は、どうしてもワーケーションをする人任せになってしまうと思います。ホテルなどの宿泊施設やカフェでは、インターネット環境が整っている場所も多いですが、中にはパスワード無しで簡単に接続できるところもあります。そういった場合、セキュリティ面には懸念があります。また、パソコンの盗難が起こってしまう可能性もゼロではないでしょう。そのため、もし不測の事態が起こった場合はどうするのか、事前に取り決めておく必要があるでしょう。
また、インターネット回線の速度は、場所によって大きく異なります。そのため、ワーケーションを行う際には、インターネット環境の確保や有線LANでつなぐことができる場所を確認することも重要です。

ワーケーションに向いている職種・仕事内容

ワーケーションを行うのに向いている職種というものがあります。ここでは、ワーケーションに向いている職種について紹介していきます。

場所に縛られない仕事

当然のことですが、サービス業で、店舗でお客様に接客をする必要がある仕事など、決まった場所で働く必要がある仕事ではワーケーションができません。一方、常にオフィスにいるような仕事やクライアントに直接会わなくてもリモートで対応できるような仕事の場合は、ワーケーションという選択肢も十分考えられるでしょう。

フリーランス

フリーランスの場合、自分の裁量で働く時間や場所を自由に設定することができるので、ワーケーションに最も適した職種であると言えます。ワーケーション先に滞在中も、天気が良い日にはバケーションをできるだけ楽しみ、天気が悪い日にその分しっかりと仕事に励む、といったことが可能です。

ワーケーションを導入している企業も

企業の中でも、実際にワーケーション制度を導入しているところもあります。そういった企業で働くと、ワーケーションが制度として整っており周囲の理解もあるため、フリーランスでなくても気兼ねなくワーケーションを実施することができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで、「ワーケーションって何?」といった疑問から、ワーケーションのメリットとデメリット、ワーケーションに適した職種について紹介しました。
昨今、在宅ワークを推進する企業は以前に比べ増えてきましたが、ワーケーションは未だ馴染みがない方も多いかもしれません。これを機に、新しい働き方の選択肢として、ワーケーションも是非活用してきましょう!

関連記事

  1. ワーケーションの導入の仕方について 導入企業の事例をご紹介

  2. ワーケーションの施設ってどんなものがあるの?おすすめの選び方